結婚相談所の活動中に「ブライダルチェック」を受けるべき？最適な時期とメリット

結婚相談所で成婚が見えてくると、「ブライダルチェックは受けた方がいいのかな」と悩む人は多いです。こんな不安はありませんか？

本記事では、結婚相談所の流れに合わせた最適な時期、検査内容と費用・時間、結果の伝え方までを実務的に整理。早めに状況を知って準備できると、妊活の計画が立てやすくなり、二人の安心につながります。

【アドバイザー】串田 まち子

婚活中は十人十色、様々な出来事が起こります。すべての方が順風満帆に成婚できるわけではありません。
だからこそ、20年以上培ってきた経験やノウハウを活かし、「誠実さ」をモットーに、会員さまが人生のパートナーに一人でも多く出会えるようお一人おひとりと真剣に向き合います。
また、お客様が安心して活動が出来るようなアットホームな雰囲気、気兼ねなく相談していただけるよう丁寧な対応を心がけています。
スタッフ一同一丸となり応援していきたいと思います。

結婚相談所の活動中にブライダルチェックを受けるべき理由

受けるメリットと将来への効果

ブライダルチェックの最大の価値は、妊娠・出産に関わるポイントを早く把握できることです。子宮や卵巣、精子の状態、ホルモンのバランス、性感染症の有無がわかれば、生活改善や治療の計画を前倒しにできます。早く知るほど、選べる手段が増えてリスクを下げやすいのが実際です。

また、結果をもとに妊活の開始時期や通院の段取りを立てやすくなります。例えば風疹抗体が低ければ、結婚前にワクチン接種を検討し、妊活の開始時期を逆算できます。「知って動ける」ことが妊娠のチャンスを着実に広げます。

さらに、検査をきっかけに健康や将来設計を話し合えるため、信頼関係も育ちやすくなります。

結婚相談所のプロセスと相性の良さ

結婚相談所は、出会いから真剣交際、成婚までの段階がはっきりしています。真剣交際の手前〜前後で基本的な検査を終えておくと、成婚後の準備がスムーズです。予約から結果まで少し時間がかかることもあるので、「少し早め」の動き出しがコツです。

担当カウンセラーに相談すれば、相手への伝え方やタイミングも一緒に整理できます。性感染症や不妊に関わる話題はデリケートだからこそ、第三者の知恵を借りると対話がしやすくなります。

デメリット・注意点と向き合い方

検査は「今の状態」を示すだけで、妊娠の可否を断定するものではありません。正常でも妊娠が必ずできるわけではなく、異常があっても治療や生活改善で可能性が上がることは多いです。

費用は項目により幅があります。女性はおおむね1.5万〜5万円、男性は1万〜3万円が目安です。不安を煽るより、必要な範囲を話し合い、専門医に相談しながら進めましょう。結果の共有は相手の同意を前提に、プライバシーを丁寧に扱うことも大切です。

受診の流れ（フィクションの事例）

下記はイメージして頂きやすく作成したフィクションの事例です。

30代前半のカップル。真剣交際直前に双方が検査を受け、女性は風疹抗体が低値、男性は精子運動率が軽度低下。
女性はワクチン後2カ月は避妊し、男性は睡眠と運動を見直して3カ月後に再検査。数値が改善し、成婚後に妊活を開始できました。

ブライダルチェックとは？内容と検査項目

男女共通の血液検査と「出産に影響する」項目

共通の重要項目は、風疹・麻疹・水痘の抗体、梅毒、B/C型肝炎、HIVです。
特に風疹は妊娠初期の感染が胎児に影響しうるため、妊娠前に抗体を確認しておくと安心です。甲状腺機能も流産や不妊のリスクに関わるため、希望に応じて追加するとよいでしょう。

どこで受ける？クリニック選びと費用・時間の目安

受診先は、婦人科（女性）、泌尿器科・男性不妊外来（男性）、または総合的に実施するクリニックが一般的です。相談所提携の医療機関があれば予約や結果の扱いがスムーズです。

結婚相談所×ブライダルチェックの最適な時期とスケジュール

結果の有効期間と再検査

性感染症やホルモンは変動します。性感染症は新しいリスクの前後や妊活直前に、ホルモンや精子は3〜6カ月で見直すのが目安です。
AMHは年単位の推移で十分です。ワクチン接種や治療を行った場合は、その都度タイミングを合わせて再検査します。

相談所との連携と情報の扱い

相談所には「受ける意思」「結果の伝え方」「共有範囲」を伝え、具体的な数値はパートナーと共有するのが基本です。
数値は文脈とセットで理解されるべきなので、医師の説明と同時に共有すると誤解が少なくなります。

結果の伝え方とパートナーとの関係づくり

伝えるタイミングの目安

真剣交際の前後が現実的です。結婚の意思が固まり、信頼が育っている時期なら、受け止め方も前向きになりやすいです。
成婚直前まで先送りすると、対策を取る時間が足りなくなることがあります。

プライバシー・書類・データ管理

結果は個人情報です。紙やPDFはパスワードで保護し、無断共有は避けましょう。相談所へ提出が必要な場合は最小限の範囲にとどめ、不明点は医師のコメントを添えて誤解を防ぎます。

結婚相談所 ブライダルチェックのよくある質問

Q.どの検査を受けると良いですか？

A.最初は血液検査（風疹抗体、梅毒、B/C型肝炎、HIV）に、女性は超音波＋ホルモン、男性は精液検査を組み合わせるのが基本です。状況に応じてAMH、甲状腺、HPVなどを追加します。

Q.保険適用はありますか？

A.原則は自費ですが、異常が見つかり診断や治療が必要になった場合は保険適用になることがあります。受診先で確認しましょう。

Q.結果が正常なら妊娠できますか？

A.正常は「リスクが低い目安」で、妊娠の保証ではありません。年齢や生活習慣、タイミングも影響します。

Q.どれくらいの頻度で再検査が必要？

A.性感染症は新たなリスクがあった時、精液・ホルモンは3〜6カ月で見直しが目安。AMHは年単位で十分です。

Q.相談所に結果を提出すべき？

A.提出は義務ではありません。提出ルールがあっても数値の開示は慎重に行いましょう。パートナーと合意した範囲で扱いましょう。

参考情報・公的ガイド

• 厚生労働省 風しんに関する追加的対策
• 厚生労働省 感染症・性感染症情報
• 日本産科婦人科学会 一般向けQ\&A（妊娠と感染症・不妊）
• 日本泌尿器科学会 男性不妊情報

まとめ

結婚相談所の活動中にブライダルチェックを受ける意義は、将来に関わる情報を早めにつかみ、現実的な準備を前倒しにできることです。女性は子宮や卵巣、ホルモン、風疹抗体、性感染症を、男性は精子やホルモン、性感染症を確認し、必要に応じて生活改善や治療を選びます。

ベストな時期は真剣交際の前後。結果は事実と対応案をセットで共有し、プライバシーを尊重しながら二人で計画しましょう。早めの受診と対話が、安心して成婚へ進む近道です。